災害対策

 
災害対策

25年前から災害時非常対策がとられています。

初代、二代目は軍医、三代目(前院長)は陸上自衛隊で災害救助活動に多数

参加という家系からか、非常時に対する備えを幼少時から教え込まれました。

現代においては、その様な事は必要ないと思われるかも知れません。事実、旧

診療所では発電機が作動したことは一度もありませんでした。しかし、関西

の大地震を見ても、いつかのための備えが必要と考えます。

 先代院長が昭和51年当院が開業したときから、貯水槽、発電機を備え、透

析材料、医薬品の1ヶ月分を貯蓄していました。当時は一施設20から30人

分でよく何とかなりましたが、次第に一施設50人以上の患者さん数となり昭

和60年代には100人を越えることもありました。そのため、透析材料など

スペースの必要な物は貯蓄が十分にできなくなり、また流通の改善から2週間

分あれば補給は受けられるとの判断から現在はすべて2週間分が貯蓄されてい

ます。

平成10年、地域の方の協力を得て、今までの通り災害にも強い、入院施設

の整った診療所を作るため努力した結果、駅からは少し離れていますが、現在

の地に新しい診療所が誕生しました。地域医療に貢献することが当院の目標の

ため、通常、透析医療施設は入院を持たず、交通の便のいい駅前に位置すべき

でしょうが、そのためには災害時非常対策が十分に取れなくなることから土地

の十分に確保できる現在の場所に移転いたしました。でも、直下型の地震で建

物が跡形もなく崩れてしまっては全く事を成さなくなりますが・・・・。

 現在の設備を解説します。

 

 

 

すべての透析器具、及び、オペ室の対して
通常の透析が出来るだけの電力が供給されます。

 

水は2.5日〜3日分の透析に必要な分を
確保されています。

内部は2層になってます。

 

30床分2台並列になる。一台が全く動かなくとも
1台で全てのベッドサイドモニターに
透析液を供給できます。

 

非常用透析機 3台
バッチシステム
70リットルの水と電気があれば、どこでも
非常用透析が3時間出来る。
移動可能な透析器

(現在生産されていません)

 

 
非常食
石油ストーブ
携帯ガスコンロ
200人分 3日間を常備
5台
5台
 



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